ゆにれぽ

UNIの知ってること教えます

マタ旅で後悔しないための我が家のルール

「奥さんとの2人の時間は今しかないから、行きたいところ、やりたいことは今のうちにやっておくべきだよ」

妻の妊娠中にそうアドバイスを頂き、後悔のないように「妻と2人きりの間にやりたいこと」をリストアップしました。

美術館編に引き続き、僕ら夫婦が実際に計画した「やりたいこと」の体験談を紹介します。

これから子供が生まれるご夫婦に参考にしてもらえたらとてもうれしいです。

夫婦2人の間にやりたいこと【美術館編】

 

マタ旅で温泉旅行に行く!

旅行好きな僕たち夫婦。毎年夏には海や山に旅行に行っていました。

妊娠しても旅行に行きたい!それを実現するために、いくつかのルールを設けて行き先を決めました。

  • 赤ちゃんと母親の健康が最優先
  • 激しいアクティビティは絶対しない
  • 移動は”時間”より”楽”をとる
  • 安心、安全のためにお金をケチらない

これらのルールを元に、僕たちは伊豆の「東府や」に行くことに決めました。

 

旅行計画の決め手

今回の旅行計画を立てた理由を、事前に決めたそれぞれのルールに照らしてご紹介します。

赤ちゃんと母親の健康が最優先

これが何においても優先されます。

僕たちは妻の妊娠32週目に1泊2日で旅程を組みました。

検診で「安静」と診断されていないことはもちろん、旅行数日前の妻の体調の変化にも気を配りました。

また、前後の予定についてもハードな予定を入れないようにしました。

少しでも不安がある場合は旅行計画を立てない、中止するべきだと思います。

「旅行に行けてラッキー」くらいの気持ちでいるといいと思います。

 

激しいアクティビティは絶対しない

妊娠中は激しい運動はご法度です。

観光だけなら大丈夫とも思いがちですが、宿から観光地まで行くまでの体力や観光地の混雑具合等を考えると、観光すらしない方が良いと判断しました。

運動も観光もしないで楽しめる旅行と言えば…温泉!という事で、今回の旅行は東京から1泊で行ける温泉地から探しました。

また、入浴中に転倒や体調不良起きた場合、すぐに対応できるよう、必ず妻と一緒に温泉に入れる室内湯、貸し切り湯がある宿で探しました。

温泉以外の楽しみはやはり食事。食事を取る場所や和洋のバリエーションについても、口コミやトラベルサイトで事前に確認すると良いでしょう。

 

移動は”時間”より”楽”をとる

宿までの交通にはどうしても時間がかかります。車の方が時間的には短かかったのですが、妊婦ずっと座りっぱなしにしておくのも心配だったので、今回は電車を選択しました。

移動にかかる時間も車より予想しやすいので、事前準備や体調の管理はしやすいかと思います。

しかし、車と電車の比較は難しいですが、ちょっと乗り換えが多かったので、道路が空いている時期だったら車でも良かったかもしれません。

それぞれのメリット・デメリットとしては次のような感じでしょうか。

メリット デメリット
電車 移動途中でも立つことができる 移動にかかる時間が予想しやすい 乗り換えが多い場合がある
行動範囲の自由度が高い 乗り換えがない 移動中は座りっぱなし 渋滞のリスクがある

 

安心、安全のためにお金をケチらない

旅行に係る費用は、宿泊費や交通費など、ピンキリだと思います。

選択していけば、いくらでも安く済ませる事は可能ですが、今回はお金については二の次としました。

ここでケチってしまうと、これまでに決めていたルールがうまく機能しません。例えば…

 

室内湯、貸し切り湯に入りたいのに大浴場しかなかったり…

掃除が行き届いてなくて、衛生的に不安を抱えたり…

安いからと車で行ったら、渋滞に巻き込まれて疲れちゃったり…

 

すべての希望を叶えるにはお金がかかりますが、最優先事項は「赤ちゃんと母親の健康」であることを忘れないようにしましょう。

また、旅行直前に奥さんの体調が悪くなってしまった時に、キャンセル料がかかってしまっても速やかに中止を判断することも、「安心、安全のためにお金をケチらない」の一つだと思います。

 

実際に旅行に行ってみて気づいた「気を付けたいこと」は?

乗り換えにご注意

電車での旅行では乗り換えは避けられません。妊婦は歩くのに時間がかかることや、休憩の時間も考慮し、乗り換えには十分余裕を持ちましょう。

今回の僕たちの旅では、東海道新幹線から三島で伊豆箱根鉄道に乗り換える際、出る改札を間違えてしまって乗り換えがギリギリになってしまいました。

発車ベルに焦って、妻がかなり消耗してしまったのは今回の旅行の反省点です…

ちなみに、帰りの電車でも三島で予定の電車に乗れず、30分以上待つことになりました。乗れなかったらあきらめて「30分休憩だー」くらいの気持ちでいると、あっという間に電車が来るので、心と時間の余裕は十分に持つといいと思います。

 

虫よけ、虫対策

都会の喧騒から離れると、どうしても虫が多くなりがちです。

うちの妻は虫が大の苦手なので、なるべく虫と遭遇しないよう(=ストレスをかけないよう)気を付けましたが、正直ニアピンが多かったです…

山の涼しい風が気持ちいいからと窓を開け放たず、置くタイプの虫よけを持っていくくらいでも良かったかなと思いました。

妻の就寝後、大きいコオロギと密かに格闘したのはいい思い出…

 

「東府や」の感想

以上が温泉旅行の計画についてですが、実際に行った「東府や」はとても素晴らしいお宿でした。

エントランス、お部屋、お風呂のどれも清潔感があり、スタッフ一人ひとりのサービスも高

く、料理も大変美味く、是非リピートしたい!他の人に勧めたい!と思いました。

今回の旅行は観光もせず、宿でゆっくり過ごす予定だったので、吉奈川沿いに広がっている「東府や」の敷地をゆっくり散歩して過ごしました。

屋外のソファーに腰かけて景色を眺めたり、大正館という喫茶室でお茶を飲んだり、貸し切り風呂に入ったりと、色々と回っても、全て10分程度の圏内で済んでしまいます。

夜にはちょうど野生の蛍鑑賞ツアーをやっていたので、僕たち夫婦も参加しました。

川沿いを歩くものかと思っていたのですが、山の上のワサビ田まで車で送迎してもらえるので、移動で疲れることもありませんでした。

蛍もたくさんおり、季節と天気等の条件が合えば、是非参加することをおススメします。

 

また、サービス関連でのエピソードですが、妊娠してから妻は寝る際に抱き枕を利用しているのですが、さすがに旅行には持ってこれませんでした。

ですが、寝る際に抱き枕がないとやはり寝にくいようで、一か八かフロントに確認してみました。

もちろん、抱き枕はなかったのですが、掛け布団を1枚追加で用意してもらいこれを抱き枕代わりに利用してぐっすり寝ることができたようです。(写真のように、浴衣の帯で縛って即席抱き枕にしましたw)

料理については、夜は和食、朝は和食か洋食の選択制でした。

洋朝食は敷地内にあるパン屋でのアメリカンブレックファストが選択できるようですが、僕たちは和朝食にして、2日目のランチとしてパン屋に行くことにしました。

席数に限りはありますが、足湯に浸かり、素敵な景色を見ながら、美味しいパンを食べれるといういいとこどりのパン屋です。

バスツアーのお客さんも立ち寄る場所のようですので、少し早めに行った方が、静かでいい席がとれるかもしれません。

 

以上が僕たち夫婦が出産前に行った温泉旅行です。

マタ旅は、出産前に夫婦2人でゆっくり過ごす時間が取れます。僕たちはお金に変えられない、とても有意義な時間を過ごすことができました。

ですが、何回も書いているように、あくまで「赤ちゃんと奥さんの体調が最優先」です。

絶対に無理はしないで、慎重に慎重を重ねて計画してください。

 

晴れて旅行に行こう!となったとき、このブログが皆さんのお役に立てますように。。。